ひがしまつやま市総合福祉エリアを視察して

2008年7月22日 10時37分 | カテゴリー: 活動報告

誰もが利用できる「ユニバーサルな支援」のしくみづくり

2007年6月に「東松山市で就学指導委員会を廃止」と大きく新聞報道されました。教育委員会は、小学校入学予定者を対象に就学時検診を行い「就学指導委員会」で障がい児の認定をしています。認定された児童は、学区域の小学校から入学通知が届かず、特別支援学級や特別支援学校への進学を勧められ、意向を聞かれます。しかし、東松山市では全ての児童を地域の学校に受け入れることを前提に、都立の特別支援学校を希望した場合のみ、専門家が認定を行なって特別支援学校に行けるようにするしくみに転換しました。まさに、インクルージョン教育の実現です。

西東京市の学習会で、東松山市の取り組みについて話を聞き、教育だけの問題ではなく、障がい者プラン「市民福祉プランひがしまつやま」がベースにあり、福祉と教育の連携の模索の中で実践されていることを知りました。

このプランでは、ハンディキャップの状態にある全ての人を支援することを計画の基本理念にしている。また、「障がいがある、なしで分けない」ことから「統合保育」「統合教育」の推進を謳ったのだそうです。

縦割りのしくみを改め、誰もが利用できる「ユニバーサルな支援」のしくみづくりを進めている「ひがしまつやま市総合福祉エリア」を視察しました。
施設には「介護保険老人施設(入所サービス)」「デイサービス(通所介護)」「デイケア(通所リハビリ)」「訪問サービス(訪問介護・訪問看護・訪問リハビリ)」「総合相談センター」があります。
総合相談センターは、3障がい(身体・知的・精神)、高齢者の相談を一体にして、年中無休、電話相談を24時間体制で行っています。

人口約9万人の自治体だからできるのか。そんなことはないと思います。人口70万人の練馬区でも相談の一本化や普通学級での支援の充実はできると思います。
「自立とは自己決定できる状態」との考え方をどのように浸透していくことができるのか。教育と福祉の連携をどのように作っていけるのか。
教育現場での受け入ればかり考えていたことを反省して、発想の転換をして取り組んでいきたいと思います。