文教委員会視察の報告1日目

2008年11月6日 10時38分 | カテゴリー: 活動報告

奈良市小中一貫教育校

文教委員会視察1日目は、奈良市の小中一貫教育校でした。奈良市の小中一貫教育校の設置は、児童・生徒数の減少による学校統合の取り組みの中で検討されました。中一ギャップの解消や9年間を見据えた指導の充実、地域との協働による教育活動の推進といった目的は、練馬区の基本方針にある目的と同じです。違いとしては、校舎に渡り廊下を増築して一体型にしていることや教育特区として「情報科」「郷土『なら』科」「英会話科」に取り組んでいることです。英語に関しては、小学校5、6年生から英語の授業をゆっくりと積み上げていくことで、英語嫌いが回避できているのだそうです。
いずれにしても中学校教員の負担は大きくなっているとのことで、熱意のある教員に支えられているのだと、教頭先生がおっしゃっていました。練馬区では、2学期制の導入の時のように、教員が置き去りにされたまま、進んでいくのではないかということが気がかりです。

現在、パイロット校として1校、田原小中学校が4年目を迎えています。今後新たなパイロット校として新設一体型(同一敷地内に新たに小中学校を設置する形式)、一体連携型(隣接する小中学校を一体化し離れている小学校とは連携を氏ながら進める形式)、一小一中連携型(1小学校と1中学校の校舎が離れたままで連携を進める形式)、統合再編型(小学校、中学校をそれぞれ統合再編して小中一貫教育を進める形式)の小中一貫教育校を設置していくそうです。

田原小中学校は、2小学校、1中学校を統合した小中一貫教育校ですが、全校児童生徒数は98人という少人数の学校です。9年生が1年生の世話をすることなど学年を超えた交流があり、9年生は手本になろうと襟を正し、1年生は憧れと身近な目標に向かって努力するといった効果が見られると聞きました。しかし、今後展開される中規模校、大規模校で同様の結果が得られるかはわからないとのことでした。

カリキュラムづくりは、小中一貫教育校推進委員会で作成されました。奈良教育大の教授、市内各小中学校の専門性の高い教員がメンバーだそうです。また、今年立ち上げた「小中一貫教育評価委員会」で進捗も含めて検証していくとのことでした。練馬区でも検証する機関の設置は必要だと思います。