文教委員会視察の報告2日目

2008年11月10日 15時05分 | カテゴリー: 活動報告

 京都国際マンガミュージアム

視察2日目は、大学との連携による運営についての視察ということで、京都国際マンガミュージアムに行きました。
この施設は、明治2年に地域の住民が資金を集めて設立し、1995年(平成7年)に学校統合によって閉校した龍池小学校の跡施設を活用しています。京都市では、学校跡施設の利用について「誰にも貸さない、売らない、地域活動は縮小しない」との考え方を持っています。当初、京都精華大学の「資料を保存したいので貸してほしい」との申し出を即答で断ったそうです。

しかし、跡施設の活用を検討する中で、日本マンガの起源とされる国宝「鳥獣戯画」をはじめ、マンガに関わる文化財が京都にあることから、体系的な収集、展示や保存を行う総合拠点施設の整備が必要ではないかと考えられたそうです。地域の理解を得たうえで、事業化されています。

京都市と京都精華大学との共同事業で運営することになった「京都国際マンガミュージアム」は、2006年11月25日に開設しました。1929年と1937年に竣工した現存校舎を増改築し、マンガ資料を収集・保存し、それらをもとにした研究成果をベースとして、研究機能、博物館・図書館機能、生涯学習機能、新産業創出、人材育成機能を有する日本初のマンガ文化の総合拠点として生まれ変わったのです。

管理は無償貸与での使用貸借契約にもとづいて大学が行っていますが、京都市、京都精華大学他で構成する「京都国際マンガミュージアム運営委員会」が事業企画など運営を担っているそうです。また、地域活動を縮小しないとのポリシーは生かされ、地域の住民だけが使える会議室、龍池小の歴史を保存する展示室があり、地域行事の運動会は、ミュージアムを休館して校庭で開催されています。

練馬区にも3つの大学があります。現在、区民への武蔵大学図書館の開放やNPOに関する講座の開設などが行われています。今後も連携事業の新設、充実を考えていく必要はあると思います。