都立光が丘公園の防災設備は万全か?

2011年11月4日 10時32分 | カテゴリー: 活動報告

練馬から東京を知ろう!「東京の防災拠点〜光が丘公園」の報告

練馬区内には石神井、城北中央、光が丘と3つの都立公園があり、そのうち城北中央と光が丘が東京都の防災公園として整備されています。練馬区の便利帳と一緒に配られている地図の裏面の防災地図を見てみると、都指定の避難場所は都立公園以外にもあります。では、防災公園は何が違うのでしょうか。生活者ネットワーク都議会議員の西崎光子さんのコーディネートで、公園管理担当者や水道局職員の説明を聞きながら光が丘公園を見学しました。

まずは、水!テニスコートと野球場の間にある給水施設からホースをつないで、8個の蛇口から水の出る様子も見ました。公園内には、5ヵ所の給水施設が整備されています。
野球場の地下にある給水タンクは通常も使っていて、20万トンの容量がありますが、通常は66,000トン以下にならないように調整されています。また、電気が必要なので自家発電装置も備えています。さらに、被災時にできるだけ、各家庭に水が届くように水道管や給水設備の耐震に力を入れていると説明がありました。

次は、かまどベンチです。バーべキュー広場に20基、芝生広場に16基整備されています。初めにお湯を沸かすといいそうで、最初に火をたく薪はサービスセンターにあります。「火をつけるのは意外と難しいので、防災訓練として炊き出しの練習をするといいですよ」とアドバイスがありました。

ソーラーパネルを電源にしている園路灯も増やしているとのこと。蓄電技術の向上で昼ためた電気で夜長時間の点灯ができるようになったそうです。

最後に、マンホールトイレを見学。簡易テントで囲ってありますが、隣のトイレとの感覚が狭く、使いづらい感じでした。特に女性は気になることですので、男女別にするなど配慮が必要です。20基は和式で、1基だけ障がい者用のいすを置いたものがありましたが、高齢者はひざが悪く、しゃがめない方もいるので、座れるトイレを増やしていく必要があります。汚物をためるタンクにも限界があるので、おがくずトイレのような、消臭効果を考えた対策も必要です。

このほか、少年サッカー場、ゲートボール場は、瓦礫置き場に、弓道場はペットの避難場所に、芝生広場は仮設住宅の用地になります。野球場は、支援物資などを運ぶヘリコプターの発着場に、陸上競技場は、医療関係のヘリコプターの発着場になります。さらに、支援物資を運ぶトラックが通れるように、園内の道路はアスファルトを厚くする工事を行ったばかりです。

課題は、避難所の運営主体があいまいなことです。公益財団法人東京都公園協会が指定管理者として、公園を管理していますが、職員がいないときに震災が起きた場合は、地域住民がサービスセンターから、機材を運び出し、設営してほしいとの話もありました。防災公園の被災時の運営について情報発信すると共に、地域住民との話し合いが必要です。

医療体制については、日大光が丘病院、順天堂練馬病院が東京都の拠点病院として指定されています。練馬区としては、医療救護所を開設して、軽症の手当てをします。救護所で手当てできない場合は、後方医療機関に搬送します。医療拠点の場所、後方医療機関も防災地図に載っていますので、ご覧ください。
東日本大震災のように、避難生活が長期化した場合は、慢性的な疾患の対応が必要になり、診療所、クリニックの診療再開が必要と地域医療課では考えていると聞きました。医療機関の震災対策、耐震化も課題です。