東北被災地の視察その1 「ゾンタハウス」

2012年3月29日 13時10分 | カテゴリー: 活動報告

岩手県山田町にある中学生の学習支援施設

新幹線で盛岡駅に、山田線で宮古駅まで行きました。その先は津波の被害で、電車が動いていません。陸中山田駅は震災の時に焼失してしまいました。タクシーで「ゾンタハウス」に向かう途中の海沿いは津波の被害で基礎だけが残っていたり、建物の1階が柱だけになっていたりで、広範囲の被害を実感しました。がれきはなかったものの破損した車や船があちらこちらに残されています。

「ゾンタハウス」は国際ゾンタという子どもの学習支援をしているNPOの補助を受けて昨年9月にオープンしました。山田中学校の生徒たちが立ち寄り、スタッフの手作りサンドウィッチを食べて、自主学習をします。避難所にいた頃は勉強どころではなく、子どもたちは水を運んだりして、手伝いをしていたそうです。仮設住宅も高齢者や小さい子どものいる家庭が優先で、中高生のいる家庭は夏頃やっと仮設に入れました。4畳半2間に収納がなく寝るスペースしかないため、学習支援施設として「ゾンタハウス」が様々な支援を得て開設されました。9月には就職試験があり、口コミで訪れる子どもたちは増えていき、やがて子どもたちによって「おらーほ」と命名されました。実際に行ってみると家庭的な雰囲気で居心地の良い空間でした。
練馬では中高生の居場所づくりを進め、児童館4館で中高生タイムとして場の提供が行われ、年に2館ずつ拡大していきます。家庭の経済状況による教育格差をなくすためにも子どもたちの学習支援は必要です。「ゾンタハウス」のような子どもの居場所であり、学びの場であるところを作っていきたいと思いました。