いじめ予防プログラム―暴力を未然に防ぐために―学習会報告

2013年1月22日 17時58分 | カテゴリー: 活動報告

いじめや体罰など、こどもに関る暴力の問題が顕在化しています。今、増えたのではなく、見えるようになってきたのだと思います。今回の学習会は、中学校の道徳や総合の時間を使っていじめ防止の授業を行っている「湘南DVサポートセンター」理事長の瀧田信之さんが講師でした。

DVサポートがなぜ?と思う方もいると思います。DVを受けた家庭の子どもは、日常的に暴力が常態化した家庭で育ち、暴力を見たり、受けたりしながら育つため、夫を排除しても長男が暴力で家庭を安定させようとするなど、子どもへのケアが必要なケースが多いとのことです。しかし、DV支援は直接的被害者である親に集中し、子どものケアができていないことから、瀧田さんは子どもを含めた支援に取組んできたそうです。 

いじめ防止プログラムは、アメリカの非営利法人DAP(DomesticAbuseProject)と業務提携のもと、湘南DVサポートセンターが日本国内でプログラムの普及を行っています。藤沢市、江戸川区ではすでに行われ、品川区でも導入が決まっているそうです。

子どもへの暴力防止プログラムとして定着してきているCAPはロールプレイによる疑似体験をしながら、人権について学んでいくのに対し、このプログラムはワークショップの手法を使って、子ども達が考えたり、理解していくものです。見学した大人も理解が深まるようです。

4回のワークショップの中で、自分探しによる自尊感情を高めていくことも重要です。加害者を排除してもなくならないのであれば、暴力はやめようという意識を共有し、言い合える環境を作っていくことの効果は大きいと感じました。