2013年度予算の反対討論

2013年3月16日 17時25分 | カテゴリー: 活動報告

2月8日に開会した第一回定例区議会が終了しました。

12日に先議が行われた2012年度一般会計補正予算は、過不足の整理だけでなく、建築基準法違反で生じた負担増などがあることから反対しました。

最終本会議では、2013年度一般会計・国民健康保険事業会計、介護保険会計、後期高齢者医療会計や低所得者の負担増になる国民健康保険料の改定議案などに反対しました。

予算の反対討論を行いましたので、全文を掲載します。

生活者ネット・市民の声・ふくしフォーラムを代表し、2013年度予算議案、第1号 一般会計、第2号 国民健康保険事業会計、第3号 介護保険会計、第4号 後期高齢者医療会計に反対の立場で討論を行います。

 新政権が経済対策を第一に掲げ、景気が回復していくような空気を作り出していますが、公共事業への投資による一時的な景気浮揚では、区民生活の安定にはつながりません。格差拡大によって疲弊した区民生活は、依然として厳しい状況が続いており、安定雇用の拡大や子育て・介護支援の充実が求められています。

2013年度一般会計予算2318億5050万円は、対前年比1.9%約43億円の増です。

「限りある財源を長期計画事業を中心に重点的に配分する」としていますが、地域住民との合意形成をないがしろにした事業を認めるわけにはいきません。

大泉地域の高齢者センター、リサイクルセンターは、関越道高架下以外の場所を探す努力をすべきです。大泉第二中学校の校庭を分断する補助135号線については教育環境の確保を優先すべきです。外環道の橋脚を載せるための地上部街路「外環の2」は、本線が地下化された計画の下では都市計画を廃止すべきです。外環道青梅街道ハーフインターチェンジは、地域住民との話合いを継続し、合意できるまでは、まちづくり協議会を設置すべきではありません。

練馬駅北口区有地区民ひろばに建てているビルの区立施設買取分の費用約21億円が計上されていますが、仕様変更などによる増額が報告されています。区の財政負担の軽減のために、定期借地権方式を導入したにもかかわらず、増額やむなしの姿勢は矛盾します。さらに、西側外階段をエスカレーターに変更すれば、設置費用だけでなく、維持管理経費も増額となります。エスカレーターは地下構造のために、区民ひろばのシンボルツリーであるタチシダレヤナギの根は邪魔となり、排除されたのではないかと近隣住民は不信感を募らせています。

花とみどりの相談所温室植物園は、建築許可を東京都に申請しなければならないところを、練馬区に申請し、許可したことから意図的、組織的に違法行為が行われたと考えられます。建設費約10億円の仮設8施設を取り壊す責任を区長はどのように考えているのでしょうか。解体にかかる費用も区民への負担増となります。

区立施設の検査済証未取得も合わせ、建築基準法違反を繰り返していた問題については、第三者による調査を実施して事実関係を明らかにするとともに、区長みずから違法行為を繰り返した責任を明確にすることを求めます。

国民健康保険事業会計では、保険料賦課方式の変更に伴い保険料が急増する世帯に対して、引き続き軽減措置を実施すべきであり、高額所得者の保険料を減額する今回の変更は認められません。非正規雇用の増大で、保険料が負担できない被保険者が増え続けています。後期高齢者医療制度も含め、所得に応じた保険料、国の負担のあり方など制度を早急に見直すよう国に求めるべきです。

介護保険会計については、昨年の介護報酬改定により在宅介護事業者の報酬減やヘルパーの関わりの難しさなど課題が生じている事業所の現状を区は把握し、国に改善を求めてください。男性介護者や認知症家族など在宅介護者の支援の充実が、高齢者虐待をなくすことにつながります。

「区民生活を支援するという視点を主眼において、予算編成に取組む」というのであれば、優先すべき課題は、子どもの育つ環境を保障する保育所の待機児解消であり、地域に必要な機能を仕事として、働く場をつくることです。国や都の動向をみてばかりいるのではなく、職員自らが地域を歩いて区民ニーズを把握し、区民参画で事業計画や方針を検討するよう求め、討論を終わります。