「外環道の地上部街路は必要な道路」に疑問!40mから22mの変更より、計画の廃止を

2014年6月9日 18時15分 | カテゴリー: まちづくり, 外かく環状道路

5月14日に東京都は「外環の地上部街路(外環の2)の都市計画に関する方針」を公表しました。複数案を示していた「前原交差点」から「千川通り」までの3km区間について、道路幅40mを22mに変更し、上石神井駅周辺については駅前ひろばを一体的に整備するというのが変更の主な内容です。

複数案に寄せられた意見に対する見解は示されましたが、どのように意見を踏まえて検討したのか見えてきません。むしろ、必要との結論ありきで、理由をあとづけしたと受け取れるため、話し合いの余地なしの都の姿勢に「とめよう『外環の2』ねりまの会」は抗議、申入れを30日に都庁で行いました。

もともと、外環道を高架で整備することを前提とした道路計画なので、本線高速道路の地下化に伴って都市計画を廃止しなかったのは、違法であり、計画が無効であることを裁判で係争中です。強引に事業を進めて、既成事実化しようとする区や都の進め方は問題です。

6月7日の説明会では、都が示していた「代替機能を確保して計画を廃止する」についての検討が不十分であることや生活環境への悪影響の懸念が払拭できないこと、地下水・湧水への影響についての認識が甘いことなど、強引な進め方に反対する意見が続出していました。2年間も公募意見を放置して、地域住民との合意形成に努力せず、外環の2を推進する方針を決定し、都に事業を進めるよう要請している区の姿勢を批判する意見もありました。

6月7~9日の説明会、6月22日から3ヵ所で各2回開催されるオープンハウスで、立ち退きを迫られる地権者、計画から外れる地権者、沿道に残される住民に十分な情報提供ができるとは思えません。人口減少、若者の車離れで交通量が自然減になることは考慮されず、渋滞解消・交通の円滑化と言われても納得できません。道路建設には多額の税金を投入し、供用開始後もコストがかかることから、地域住民だけの問題ではありません。将来世代にツケを残さないためにも計画を白紙にして、都市計画全体を見直すべきです。