目視では防げない、コンクリートの落下―関越道高架下の安全性に疑問

2014年8月18日 10時50分 | カテゴリー: まちづくり, 関越道高架下

関越道高架下では老朽化によるコンクリート片の落下が心配されていますが、懸念を深めるような報道がありました。「鉄道施設で劣化したコンクリート片などが落下する事故が相次いでいる。昨年度以降で計32件もあった。防止に有効な『打音検査』が、ほとんど実施されていなかった」ということです。中央自動車道笹子トンネル事故を教訓とせず、安全確保を軽視している国交省をはじめとした関係機関の姿勢があらわれています。老朽化が心配される関越道高架下の安全性は疑問であり、高齢者センターなどを建設すべきではありません。

ハンマーでたたき、音で異常を確かめる打音検査をするためには、はしごをかけてのぼる必要があります。占用許可基準にある橋脚から1.5mの空間確保が必要な理由のひとつです。しかし、活用計画の高齢者センター通路は橋脚から1.5mを確保すると福祉のまちづくり推進条例に定めた1.4ⅿ以上という基準を満たすことができません。占用許可基準に反することが明らかであるにもかかわらず、作業時には取り外しのできる壁にするとして強引に占用許可申請を提出してしまいました。合意ができていない沿道住民から「高架下利用計画差止請求書」が、日本高速道路保有・債務返済機構、東日本高速道路株式会社、東日本高速道路株式会社関東支社宛に提出されました。

沿道住民と東日本株式会社関東支社の担当者との話合いに立会い経過を見守ってきましたが、住民合意を無視して占用許可申請が出されたことから、改めて法令順守を求める要望書を練馬区議会議員13名の連名で、日本高速道路保有・債務返済機構、東日本高速道路株式会社、東日本高速道路株式会社関東支社宛に提出しました。全文を掲載します。

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関越自動車道新潟線高架下(練馬区区間)の占用許可申請について

法令を遵守し厳正なる審査を求める要望書 

関越道高架下に高齢者センター、リサイクルセンターなどを建築することについては、練馬区が計画を公表した当初から、沿道住民が白紙撤回と活用についての話し合いを求めてきました。私たち練馬区議会議員も住民との合意形成を図ること、活用計画を見直すことを求めてきました。しかし、区は区民との合意形成を放棄して、区議会に情報提供すること無く、717日に占用許可申請を提出しました。こうした区の事業の進め方は、区民の主権を侵害するものであり、暴挙であると言わざるを得ません。

これまで練馬区に求められてきた「住民合意ができていないこと」、区が柔軟な対応を求めると議会に説明している「占用許可基準である橋脚から1.5mの空間確保ができないこと」など、占用許可基準に反する施設整備については、法令を遵守し厳正なる審査のうえ、許可しないよう要望いたします。