内向を批判した区長のあまりにも内向な関越高架下についての発言

2014年10月7日 11時13分 | カテゴリー: まちづくり, 関越道高架下

決算特別委員会で自民党の質問に対し、区長が初めて関越道高架下問題について答弁しました。区職員からの話だけを聞いて、問題がないとの認識を示した区長の内向な姿勢があらわになりました。区長は内向な行政を批判し、広く窓を開くと言ってきましたが、安全性への疑問や住環境の悪化を心配する区民の声に耳をふさいでいる現状はあまりにも内向です。公式な記録ではありませんが、聞き取った範囲での区長発言を以下に掲載します。

区長:「私はこの問題を大変不思議だと思っていました。何が問題かわからないということは初めてです。私は昭和46年入都して有楽町に配属されました。有楽町や銀座などはJRや高速道路の下に商店や飲食店があります。昼食を食べに行ったり、よく飲みにも行きましたが、こうした施設が危険と思ったことは一度もありません。あれから40年以上経っていますが、事故があったという話は聞いたことはありません。コンクリートの劣化が問題という方もいますが、ローマのパンテオン、コロッセウム、水道橋などは2000年経っても健在です。ひとつあるとすれば、誤解の余地があると思います。私もなぜ、わざわざ高架下に高齢者施設をつくるのかと思っていました。区長になって、場合によってはやめさせたほうがいいのかと思って担当の部長・課長に話しを聞き、高齢者の居住施設でもなく拍子抜けした記憶があります。土地のない、金のないなかで、区民のために施設を作ろうとがんばった職員はむしろほめたいと思っています。途中で病に倒れ、最後のうわごとにまで言っていた職員の志に応えるため、また地域の要望に応えるため、必ずいいものを作ります。地域住民の理解を得る努力も続けます。絶対に揺らぐことなく施設を整備します。」

おそらく、区長はこの地域の経過を知らないのでしょう。関越道による環境への悪影響を低減させるための車止めを2007年に区は沿道住民の反対を押し切って外してしまいました。その時から区への不信感が募っているのです。さらに、高架方式で確保された空間をふさがれることに異議を申し立て、話合いを求める沿道住民を無視し続けている区職員の話だけを聞いて判断するとは、公平性を欠いています。住環境が悪化してもそこに住み続ける住民の不安や憤りを察することができていないことは問題です。