中学校教科書の採択会議に注目を!

2015年7月31日 17時55分 | カテゴリー: 子ども・教育

練馬区教育委員会の教科書採択は8月7日です。傍聴の手続きが通常と違いますのでこちらを見てください。教科書採択の中立性を確保するためには、市民のチェックが必要です。ぜひ、傍聴してください。教育委員会室に入れなくても音声傍聴ができます。

この間、国の圧力によって「沖縄の集団自決」や「従軍慰安婦」についての記述が削られてきていることは問題です。歴史認識は多様であり、様々な記録を通して子どもたちが自ら考え判断する力をつけることを大切にしてほしいと思います。

そして、今回は首長の権限強化を目的とした教育委員会の制度改革後、初めての教科書採択です。7月1日から区長が任命する教育長が就任し教育委員長と一本化されました。区長が招集して教育委員と意見交換する総合教育会議が、練馬区ではすでに2回開催されています。今年は中学校の教科書採択があり、政治的圧力を区長がかけるのではないかと懸念され、会議での発言に注目が集まっていました。4月の会議で区長が自らの歴史認識を語り、教科書採択への介入を危惧する声が高まりました。区民からの問い合わせに対し区は「区長の私的考え方を述べただけ」と回答しているようです。しかし、賛否が分かれる問題であることから区長の言動は慎重にするべきで、発言は採択前であったことから不適切だったと思います。7月の会議では、採択までの課程を確認するにとどまっていました。

6月には教科書展示会で採択の対象となる中学校用教科書の見本が展示されました。学校教育支援センターにある教科書センターではのべ115人が閲覧。今回初めて開催された学校教育支援センター関分室でものべ17人が閲覧しました。教科書展示の見学については以前の記事をご覧ください。

東京都では歴史認識の偏りが指摘されてる「育鵬社」が、社会の歴史的分野、公民的分野で採択されてしまいました。詳しくは小松都議のホームページを参照してください。各地での動向も注目が集まっています。検定の中立性や必要性、実際に教科書を使って授業を行う教員の意見の反映をもっとすべきではないかなど教科書採択の課題はたくさんあります。子どもたちにとって最良の教科書が採択されることを願っています。